2026年1月12日第1957号
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- ・高市首相の暴挙が「新党」に走らせた (脇 正太郎)
- ・12年前の中馬清福氏の主筆最終稿 (井上 協)
- ・「輿論」は復権するかどうか (天野 勝文)
- ・冒頭解散は「旧統一教会隠し解散」 (脇 正太郎)
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- ・トランプ流「反民主主義」に、もう驚かない(沖 真治)
- ・NATO:転換か、それとも崩壊か (下斗米 伸夫)
- ・日中関係改善のための「よりマシな」提案(鈴木 英司)
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駆け込み雑記帳
- 脇 正太郎/井上 協/磯村 順二郎

【2026年1月16日 第1958号】
2026年1月16日 第1958号 抜粋
高市首相の暴挙が「新党」に走らせた
脇 正太郎
高市早苗首相による衆議院の冒頭解散は、立憲民主、公明両党を合流による「新党」の結成に走らせた。旗印は「中道勢力」の結集。保守層の一部からリベラル層まで包括する政党の誕生となれば、高市氏の暴挙が自民党の政権基盤を掘り崩すことになる。30年前の政治改革が目標にした「政権交代可能な民主主義」へと進む。
もとより公明は高市政権に違和感を抱いてきた。高市氏をはじめ小林鷹之政調会長、萩生田光一幹事長代行ら幹部が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と密接な関係にある。連立にとどまっていては、支持母体の創価学会もカルト教団と同一視されかねない。さらに安全保障や中国に対すタカ派の振る舞い、裏金など「政治とカネ」への消極的な対応などは立党の精神に反する。
公明が自民との選挙協力から立憲との共闘に転じると、衆院小選挙区での逆転劇が頻発する。自民には恐怖だ。それでも高市氏は解散への決意を「政権運営を安定させる」と説明した。現状でも当初予算案への賛成を表明していた国民民主党も加えれば、過半数を大きく超える勢力を確保している。だが、これさえ失いかねない。
(わき・しょうたろう)時事通信社を経て、朝日新聞OB。
デスクからの一言
高市早苗首相の「破れかぶれ解散」によって、日本政界は一気に流動化、政界再編の嵐の中に突入した。15日に合意した立憲民主党と公明党による「新党」結成はその「第1波」といえる。新党名の「中道改革連合」が象徴するように、「中道」を明確に意識している。となると、両翼の「左翼」と「右翼」はどうなるのか。立憲若手で共産党との共闘を模索してきた藤原規真衆院議員(愛知10区)が「民主と名の付く政党の面汚しだ」と痛烈に批判した。共産党や社民党などの「左翼連合」結集の動きも表面化するだろう。不破哲三氏の死去で共産党も「党名変更」など大胆な路線転換に乗り出すかもしれない。残るは「右翼」だ。高市首相を支える「岩盤保守」が多様な自民党支持基盤を抑えていけるのか。焦点の旧統一教会問題をきっかけに、まさか「中道保守」と「岩盤保守」に分裂することはないか。「左翼」「中道左派」「中道右派」「岩盤右翼」の4極になったら面白い。 (今西 光男)
このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る が2012年9月10日(月)に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください!

連合初代会長
山岸 章 氏
いまだから語る・政権交代の真相と現実
2012年5年30日リリース

日銀理事OB
緒方 四十郎 氏
日本は今こそ経済再生にチャレンジを
2012年4年23日リリース

あしなが育英会会長
玉井 義臣 氏
あしなが運動半世紀の真相を語る
2012年4年30日リリース

社会運動家・社会運動研究家
渡部 富哉 氏
白鳥事件は冤罪ではなかった!
2012年3年16日リリース

憲法学者
杉原 泰雄 氏
危機の今こそ『憲法』を読み直そう
2012年2年15日リリース

財団法人・日本サッカー協会会長
小倉 純二 氏
2015年の時点で日本代表チームの世界トップ10入りを目指す!
2012年1年30日リリース

元公明党委員長
矢野 絢也 氏
中央政界を45年間、見続けて
2011年12年14日リリース

産経新聞OB・帝京大学名誉教授
福井 惇 氏
昭和の事件記者が吼える「記事は足で書け!」
2011年10年28日リリース

元内閣官房長官・大蔵大臣
武村 正義 氏
今こそ新たな政治改革を実行する時だ
2011年9年9日リリース

元内閣官房長官・自民党幹事長
野中 広務 氏
混迷の時代を斬る
2011年8年24日リリース

劇作家
山崎 正和 氏
新聞は責任感ある第4の権力であり続けてほしい
2011年7年18日リリース

ジャーナリスト
本多 勝一 氏
私のメディア論
2011年6年29日リリース
●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破!
●特別インタビューで秘話を掲載(本多勝一氏、山崎正和氏、野中広務氏、武村正義氏、福井惇氏、矢野絢也氏、小倉純二氏、杉原泰雄氏、渡部富哉氏、玉井義臣氏、緒方四十郎氏、山岸章氏)
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