2026年1月12日第1957号
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駆け込み雑記帳
- 脇 正太郎

【2026年1月12日 第1957号】
2026年1月12日 第1957号 抜粋
「冒頭解散」報道に透ける孤独な焦燥
脇 正太郎
総務省の自治行政局選挙部管理課が10日付で、各都道府県の選挙管理員会事務局に「事務連絡」を発した。通常国会の冒頭の衆院解散に備えて、業者との調整を含めた準備の必要を指摘する内容だ。解散を正式に表明せず、政権幹部らに意向を伝えないうちに、高市早苗首相が同省に指示したのではないか。孤独な焦燥が透けて見える。
読売、毎日両紙は利用されたのだろう。読売は9日午後11時にネット版で高市氏が「検討」と報じ、毎日が翌10日午前1時に「浮上」と続いた。連絡はこれらの記事を根拠にしている。
だが、通常国会での冒頭解散は1990年の海部内閣の例があるだけの無理筋だ。当初予算の成立が大幅に遅れる。海部内閣で予算が成立したのは6月7日で、約50日分もの暫定予算を組まざるを得なかった。読売さえ「物価高対策を最優先課題と位置づける高市内閣の方針との整合性を問われかね(ない)」と指摘している。
無理筋の強行は苦境の表れだ。内閣支持率が高く、野党が弱体とはいえ、これから先は解散の機会を掴むのは難しさをます。高市氏は物価対策や中国との関係の改善の困難を察知しているに違いない。
(わき・しょうたろう)時事通信社を経て、朝日新聞OB。
デスクからの一言
23日に召集予定の「通常国会冒頭の衆院解散論」が広がっている。9日夜の読売報道を、毎日、朝日も後追いした。物価高対策や経済対策を最優先で取り組む姿勢を再三強調してきた首相が、「政治空白」を生む「冒頭解散」に踏み切ろうとするのはなぜなのか。その理由はずばり「旧統一教会問題」だ。1月21日には奈良地裁で安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也被告の判決がある。統一教会トップの韓鶴子総裁に宛てた日本教団本部からの報告書が韓国司法当局に押収され、その一部が日本でも報道され、政界、マスコミを震撼させている。年度内には旧統一教会の「解散命令」が出ることも確実だ。李在明大統領との日韓首脳会談が13日に首相地元で銃撃事件のあった奈良の東大寺で行われるという。「統一教会封じ」に敢えて「解散」で立ち向かおうとしているとしか思えない。 (今西 光男)
このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る が2012年9月10日(月)に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください!

連合初代会長
山岸 章 氏
いまだから語る・政権交代の真相と現実
2012年5年30日リリース

日銀理事OB
緒方 四十郎 氏
日本は今こそ経済再生にチャレンジを
2012年4年23日リリース

あしなが育英会会長
玉井 義臣 氏
あしなが運動半世紀の真相を語る
2012年4年30日リリース

社会運動家・社会運動研究家
渡部 富哉 氏
白鳥事件は冤罪ではなかった!
2012年3年16日リリース

憲法学者
杉原 泰雄 氏
危機の今こそ『憲法』を読み直そう
2012年2年15日リリース

財団法人・日本サッカー協会会長
小倉 純二 氏
2015年の時点で日本代表チームの世界トップ10入りを目指す!
2012年1年30日リリース

元公明党委員長
矢野 絢也 氏
中央政界を45年間、見続けて
2011年12年14日リリース

産経新聞OB・帝京大学名誉教授
福井 惇 氏
昭和の事件記者が吼える「記事は足で書け!」
2011年10年28日リリース

元内閣官房長官・大蔵大臣
武村 正義 氏
今こそ新たな政治改革を実行する時だ
2011年9年9日リリース

元内閣官房長官・自民党幹事長
野中 広務 氏
混迷の時代を斬る
2011年8年24日リリース

劇作家
山崎 正和 氏
新聞は責任感ある第4の権力であり続けてほしい
2011年7年18日リリース

ジャーナリスト
本多 勝一 氏
私のメディア論
2011年6年29日リリース
●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破!
●特別インタビューで秘話を掲載(本多勝一氏、山崎正和氏、野中広務氏、武村正義氏、福井惇氏、矢野絢也氏、小倉純二氏、杉原泰雄氏、渡部富哉氏、玉井義臣氏、緒方四十郎氏、山岸章氏)
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