デスクからの一言

　北九州市ＪＲ小倉駅南側の繁華街でまた大火事があった。20日午前、同市小倉北区魚町の飲食店から火の手が上がり、通報から7時間後にほぼ消し止めたが8店舗が焼けた。今回の現場から南に150㍍の「旦過市場」で一昨年の4月と8月、二度にわたって大規模火災が発生、ことし1月には現場から北に100㍍の「魚町食堂街」の35軒が焼けた。近接する地域でどうして大火事が続くのか。不可解、気の毒でならない。小倉勤務の30年以上前、毎晩のように、この界隈を飲み歩いた。玄界灘や瀬戸内で揚がった魚は絶品、安くて新鮮。気風のいい女将がよそ者でも招き入れてくれた。やや猥雑でけんかや小競り合いが絶えないが、そのざわめき、活気があふれていた。高炉が無くなり、スモッグも消え、青空を取り戻した。「工藤会」の恐い兄さんたちもいなくなったが、街にはかつての活気がなくなったという。相次ぐ大火がその追い打ちにならないか。心配だ。　（今西　光男）

このたび、メディアウオッチ100から「志高く WORK HARDで がんばらなあかん」玉井義臣 ― あしなが運動のすべてを語る　が2012年9月10日（月）に出版されました。連載中から大反響のあった「あしなが運動半世紀の真相を語る」と題した連載記事を大幅に加筆した上に、東日本大震災の発生直後から動き出し、これまでに遺児2058人に各200万円、総計約41億円を送った救済活動や、これからの運動の重点にしているアフリカのエイズ遺児たちの救済活動への展望などを長時間のインタビューで存分に、語ってもらいました。本誌初出版です。詳しくは「出版物紹介」ページをご覧ください！

●新聞・テレビ・ネットで伝えられない情報を週3回発信
●新聞各紙OB や学者、弁護士、企業トップら同人186 人が執筆
●東日本大震災直前の2011 年3 月から発信、1400 号を突破！
●特別インタビューで秘話を掲載（本多勝一氏、山崎正和氏、野中広務氏、武村正義氏、福井惇氏、矢野絢也氏、小倉純二氏、杉原泰雄氏、渡部富哉氏、玉井義臣氏、緒方四十郎氏、山岸章氏）
　詳細はメディアウオッチ100とは？ページをご参照ください。